21年度を迎え
                                 前川 育

山口県立総合医療センターに、「がん患者サロン」(仮称)開設見通し

私たちの悲願であり、会の目的であった緩和ケア病棟が、昨年12月社会保険徳山中央病院に開設されました。大変嬉しく思っています。


今後は、がん医療の向上・がん患者の心に寄り添う活動にシフトしていきます。

 昨年の暮れ、山口県立総合医療センターに"がん患者サロン"(がん情報サロン)の設置をお願いしましたところ、御賛同のお返事をいただきました。

 まだ、具体的ではないのですが、準備期間を経て、"がん患者サロン"が開設される見通しです。
愛知県立がんセンターには図書コーナーがあり、がん関係書籍だけではなく、『サザエさん』ような、ほっと心の和むようなコミックがたくさんあります。"がん患者サロン"には、このような図書コーナーを設け、気軽に立ち寄ることのできる温かい空間作りが出来ればと思っています。

本格的な準備に入れば、他県の"がん患者サロン"を参考に、ボランティアとしての勉強をする予定です。

 都道府県がん診療連携拠点病院は、山口大学医学部付属病院、地域がん診療連携拠点病院は、県内に6箇所あります。現在、周東総合病院に"ガン情報サロン"が開設されたと聞いております。将来は、患者・家族の不安が軽減され、医療者と患者が風通しのよい関係になるように各拠点病院に"がん患者サロン"が開設されることを願っています。・

がんになると、

@孤立感が深まります。
Aがん診療連携拠点病院に相談窓口が設置されていますので、がんの不安や疑問をご相談されることも必要かと思います
B巷には、多くのがん情報が溢れています。正しい情報を得る必要があります。
C患者会などの自助グループを活用し、サポートを得る方法もあります。

 そういった中で、"がん患者サロン"でボランティアをすることが出来るのは、大きな喜びです。(詳細が決まり次第、お知らせいたします)




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