会報記事 2009年9月10日発行 第30号

ご報告 (1)

「がん患者サロンきらら」
                             前川 育
 
 山口県立総合医療センターに、「がん患者サロンきらら」が開設されました。玄関ロビーから見て、右手2階の会議室前にあります。ソファとテーブル・DVD再生機能のテレビ、パソコンとプリンターが準備されています。

がん関係の本や、エッセイ・小説などを持ち寄っていますが、まだまだ少なくて、本を増やしていきたいと思っています。

毎週月曜日(祝日は除く)、1030分から15時まで、医療センターに入院中及び外来の患者さんが対象です。ホスピスケア講座や講演会で学んできた私たちが、ボランティアスタッフとしてお手伝いさせていただきます。

 ボランティアスタッフは、本やDVDの貸し出しやお話を伺ったり、コーヒーをいれたりします。病気のことや生活のことなど自由に話せる場、患者仲間作りの場になることを願っています。

 医療的なことは、すぐに「がん相談支援センター」からスタッフがきて相談に乗っていただくことになっています♪

 では、97日の「がん患者サロンきらら」初日の様子をお知らせします。

KRYのカメラが回る中、院長先生から、
「がんになると、体の痛み・社会的な痛み、そして自分の存在について悩むようになります。ボランティアの皆さんに話すことで、気持ちが楽になります。よろしくお願いします」と、ご挨拶がありました。
 まだ、サロンの存在が知られていないので、初日はお一人だけの参加でしたが、1時間あまり話して帰られました。笑顔で帰られた姿を見て、ホッとしました。

 現在、全国の「がん拠点病院」で、がん情報サロンや患者サロンが誕生しています。2人に1人(女性は3人に1人)が、がんになる時代です。告知後のショックももちろんですが、がんと共に生きる期間が長くなり、心身の悩みも尽きません。心おきなく話せる場・情報を知る場として、お役に立ちたいと願っています。

中安院長先生のご挨拶

がん相談支援センタースタッフ&ボランティアスタッフです