2006年6月18日発行 第21号より
2006年ホスピスケア講座・講師紹介(前半編)
毎年多くの方に好評をいただいているホスピスケア講座が、いよいよ今年も8月26日から始まります。より多くの方に広い視点でホスピスのことを学んでいただくことを目的に、各分野でご活躍の6人の先生をお招きします。


1回目の末永和之先生は、ホスピス緩和ケア病棟は終末期に限定したのもではなく、がんになったときからかかわるところとして取り組んでいらっしゃいます。ホスピスと聞くと、
ターミナルや治療ができなくなったときに行くところというイメージがありませんか?
実はそうではなく、ホスピス医はもっと身近な存在として患者を支えてくれるのです。
そんなグローバルな視点を持つ先生のお話はきっと私たちの考えを変えてくれるのではないかと思います。著書に『いのちの響-ホスピスの−春夏秋冬−』(青海社1,890円)があります。ぜひ、ご参考に!

2回目は、在宅で過ごす患者さんを訪問看護で支えている「山口市在宅緩和ケア支援センター」の岡藤美智子さんのお話です。岡藤さんの患者さんを思う優しい気持ちが相手の心にしっかり届き、患者さんからの信頼は絶大です。
                   
3回目は、聖路加国際病院の小児科でご活躍の細谷亮太先生です。先生は長年小児がんに携わっていらっしゃいます。小児がんとは、白血病や脳腫瘍、骨肉腫など子どもがかかる悪性腫瘍や血液疾患のことです。いままで多くの子どもを見守り家族を支えてきた先生は、院外でもがんの子どもたちのキャンプをしたり、亡くなった子どもを偲んで四国でお遍路さんをしたりと活動的です。患者や家族の本当の辛さを知っている先生のお話は、心に残るものになると思います。       

topへ                            

NPO法人 周南いのちを考える会