鎌田實 先生講演会「それでもやっぱりがんばらない」についての感想アンケート

講演終了後、139人の方々から、さまざまな感想、緩和ケア病棟設置実現を願う声、会へのエールを寄せていただきました。ほんの一部しか掲載できないのが残念ですが、ご紹介します。

     以前、先生の本を拝読し、今日の講演があることを楽しみにしていました。命について、命を輝かせるために支える家族や人のあたたかさについて、深く感動するお話ばかりでした。私は今、高齢者福祉について勉強しています。人の命の豊かさは、最後まで“その人らしく生きる”ことだと、様々な場で学んできました。先生のお話は、“その人らしさ”について、感じることができたように思います。

     自信を失いかけていた時でした。ヘルパーの仕事をしていますが、このまま、心を大切に、利用者さんに触れていけばいいんだなって思いました。笑顔と自信を持ってがんばっていきたいと思います。

     講演会前のコンサート、大変よかったです。バタバタと会場に向かい、そのまま先生のお話だと、心の余裕がなかったかも。心を研ぎ澄まして話が聞けました。

     講演の前に、先生からサインしてくださるなんて感激しました。リクエストの写真にも優しい笑いで…温かさが出ています。講演の前の演奏も、気分がリラックスして楽しい気分にしていただき、グッドアイデアで素敵でした。

     医学部の講義を受けていると、病気、病気、病気と、時に嫌気がさしてしまうことがありました。医師になるものとして、病気の治療ができるようになることは大前提ですが、一人の患者を診るだけでなく、一人の「人」に接し、診るということを忘れてはならないのだと思いました。ありがとうございました。

     主人のがんをきっかけに、先生の本を読み、とても力が湧き、今日に至っています。あきらめないけどがんばらないは、まさに、私の今の心境です。先生にお会いできて、また、力が湧いてきました。

     早朝から来ました。夫婦一緒に聞けて、本当によかった。

     感動をもらいました。たくさんの生きる知恵と元気をもらいました。

     将来、絶対、心で看護する看護師になろうと思いました。

     看護学校に通っています。私自身、自分の周りの人に、自分の辛いことを話した時、がんばりなさいと言われて、とても悲しい気持ちになったことがあります。身近な存在の人だからこそ、何も言わずに聞いてほしいと思うからです。だから、これから看護師になり、患者さんと関わる時、「がんばって」という言葉は使いたくない。先生のお話を聞いて、さらにその気持ちが強くなりました。

     今までずいぶんいろんな講演会を聞く機会があったが、感動を与えてくれた名講演であった。諏訪中央病院の実績は素晴らしい。周南地区にも、ホスピスを是非作るべきである。

     鎌田先生の言葉は、どうしてこんなに胸にジーンときて涙がこぼれるんだろう。きっとそれは、鎌田先生の言葉には、飾りや偽りや誇張がなく、事実そのもの、人間のものの現場の率直な声だからであろう。人の人生や命を思い、やっぱり生きるってすばらしいと涙がこぼれるのです。今日は本当によかった。

     私の長い間の念願でありました、尊敬する鎌田先生の講演会を開催してくださりありがとうございました。先生の暖かいお声とお優しいお顔を拝見させていただき、こんなに嬉しいことはありません。涙の出る感動的な講演会でした。

     看護を学んでいます。今回、先生のお話を聞き、「何が患者さんにとって大切なことなのか」そのことを考えることが大切なんだと感じました。将来、周南地区に、ホスピスができたらいいと思います。

     お話がびんびん心に響くのではなく、ピンク色の綿菓子を口に入れたときみたいに、ふわっと、温かいものを感じています。多面的に、多角的に、いろんな考え方があるよと教えてくださったのだろうと思います。ご本人がどうしたいのか、その自己決定をするための選択肢を情報提供し、一生懸命一緒に考えていくことが大切なことではないでしょうか。人は、自分の中に生き抜く力があること、危機を迎えた時にそれに対処する能力が具わっていると信じています。

     急性期の病院のため、治療が優先、処置が優先になってしまい、患者さんの訴えを聞く時間が少なかったり、患者さんの思い、命の尊さを忘れてしまったりしそうな時がありました。講演を聞き、人の話に耳を傾ける心のゆとり、明るい笑顔の大切さを改めて感じました。

     本を読んで泣き、今日も泣きました。東部地区にもホスピス必要ですよネ。

     素敵な企画で、久々に心癒される時間を過ごすことができました。夫の両親の看護と介護、仕事と子育てで疲れ果て、トゲトゲしくなってしまっていた心をほぐしてくださったような気がします。

     ホスピスの素晴らしさ、一人の人間として生きることの大切さを改めて感じました。終末期の患者さんに心電図をつけ、状態観察をするということが当たり前だと思っていましたが、患者さんの家族の方に、手足浴をさせてあげるという発想には驚かされました。

     難しい話は嫌いと思っていたけど、くいいるように聴いてしまいました。鎌田先生みたいな優しいドクターがいるんや…と嬉しかったです。

     スゴク感動しました。病気のせいで、家族を失う辛さ、病気になってもあきらめない姿に感動しました。

     サイン会、ありがとうございました。隣の席の方にサインをお見せすると、触らせて欲しいと言われ、パワーをもらいましたと、とても喜ばれました。

     がん患者が終末期をどのように送りたいかなど、その人の意思を尊重して、自分の人生がこれでよかったと思えるような生活を送ることができる場所を提供しなければいけないと思いました。看護の勉強をしています。一番大切な時期は、終末期ではないかと思います。人の死というのは、残されたものにとっても辛いことであり、苦しんで死ぬのを見ることはもっと辛いと思います。だからこそ、緩和ケアは必要だと思います。

      
 NPO法人 周南いのちを考える会
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