NPO法人周南いのちを考える

 私たちの会は、山口県県部に緩和ケア病棟が設置されることを願って活動してきました。どこでもだれでもホスピスケアを受けられる社会、そして、思いやりを持ち、お互いのいのちを尊重しあう、温かい社会づくりに寄与することを目指します。

 緩和ケア病棟は、がん患者の苦痛を和らげ、尊厳を保ちながら最期を迎えられるよう、専門スタッフがチームを組んで援助し、また、家族も患者と一緒に大切な時間を過ごし、心のやすらぎを得られるよう支援してくれるところです。

 緩和ケア病棟でのこのようなホスピスケアを、がん患者に限らず、人生の終わりを迎えたすべてのひとが受けられればと考えます。地域に、拠点となる緩和ケア病棟があれば、病院はもちろん、施設や家においても、それは可能です。

 人はだれも、死を避けることはできません。死をみつめることによって、いのちの大切さを知ることができるのではないでしょうか。最期まで自分らしく生きるためにはどうすればいいか、ごいっしょに考えていきましょう。

2008.5.19一部改変
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